Name
MIR 11 - When Seeds Grow
Artist
Completed
2025 - 08
ABOUT THE MURAL
「When Seeds Grow」は、私なりに表現した「生きている木」のイメージです。
形としての美しさだけでなく、実を結び、成長し続ける木を描いています。
東京に来る前、私はフィリピン・ダバオ地方にある、自然豊かなコンポステラを訪れました。
この作品は、その土地の農村生活の豊かさと、滞在中に改めて感じた家族との深いつながりへのオマージュです。
バナナの木が並ぶ家族の農場で過ごした日々や、カカオ、ドリアン、パパイヤ、ココナッツが実る風景からインスピレーションを受け、それらの果実と記憶を込めた象徴的な一本の木を描きました。自然のリズムと個人のルーツを重ね合わせながら、「When Seeds Grow」は成長、居場所、そして豊かさをテーマにしています。経験は種のように心に根を張り、静かに、そして美しく育っていく。そんな瞬間を祝う作品です。
ABOUT THE ARTIST
マーク・ブラボは、フィリピン生まれ、オーストラリア育ちのアーティストで、現在はシドニーを拠点に活動しています。
彼の作品は、自然の本質をとらえた抽象的なスタイルが特徴で、色、音、動きが調和した表現が高く評価されています。
自然の美しさを視覚表現へと変換することは、彼の長年の情熱です。
旅や日常の出会い、そして自然との深いつながりから強い影響を受け、感情とエネルギーに満ちた作品を制作しています。
音の余韻、光の変化、一瞬の出来事といった感覚的な体験を、重なり合う動きとして描き出します。
色とリズムは彼の作品全体に流れる重要な要素であり、見る人を引き込み、作品の世界観や動きを感じさせる「視覚のシンフォニー」を生み出しています。
2024年には、長年の目標であった初の個展を開催し、アーティストとしての大きな節目を迎えました。
これまでに、2016年ブラックタウン・アート・プライズ、2017年バウッド・アート・プライズへの出展や、2022年インナー・ウエスト・クリエイティブ・アート・トレイルへの参加など、数多くの実績があります。
独自のスタイルと感情豊かな表現で評価を受ける一方、彼の創作の原点は変わりません。
それは、自然への深い愛情です。
その思いは一筆一筆に表れ、見る人を「発見・内省・世界の美しさを味わう旅」へと誘い続けています。