Artist

Completed

2023.07.08

About dadadynamism

ペインティングの手法にはある程度セオリーがあるだろう。
また、それを描く道具もそうだろう。
巨大な壁画を描くためには、壁画を描くための道具が必要である。
しかし、私たちの表現したい世界を大きく描くための専用の道具はない。
だから本来の目的とは違う形で道具を使い、非日常的なサイズ感で描いてみた。

その中で知覚するインクの粒子は大きくもあり小さくもあり、
その中で体感する描く速度は早くもあり遅くもある。
私たちの作品のもつエネルギーのベクトルはこれまでとは違う流れを産み出し、
染み付いた既成概念はいくつもの方向へとブレながら乱れ変化していく。

About Aitone
アーティスト・デザイナー
2000年、グラフィティやスケートボードを通してストリートカルチャーに浸かる10代を過ごした。
2008年よりそれまで続けてきた市街地でのフィールドワークで培った眼識をいかし、
「 何かに見えるけどなんでもないような曖昧な形 」をテーマにペインティングやドローイングを主体としたアートワークの制作を開始。
近年は、都市を徘徊する中で拾い集めた景色やガラクタのイメージを抽象化し、コンポジットしながら再構成する作風を追求している。

About Yusuke Isao
学生時代はフィルムで自主映画を制作。その後フリーランスで映像の仕事に携わっている。
アナログに立ち返りモノクロームの点描画を始め、現在のスタイルとなる。
自然や人工物から抽出したフォルムを組み合わせミリペンを使用して即興的に質感を与えていく。
影もしくは光を描く地道な行為はモノに宿るプリミティブな形を掘り起こしていく感覚に近い。

Instagram (@aitone2020)

Instagram (@sumioxmondo)